この記事では、現役のバーテンダーゆうが初心者向けにオススメのショートカクテルをご紹介致します。
今回は主に、
- カクテルの技法
- カクテルレシピ
を解説していきます。
バーで、ショートカクテルを飲みたいけど何を頼んだらいいのか分からない時がありますよね!
今日は、バーでのオススメののショートカクテルをご紹介します。これであなたもカクテルに詳しくなるはず!
それでは解説!!
1・ショートカクテルとは?
ショートカクテルとは、上の画像のような60~90ml程度のカクテルグラスに作られたカクテルの総称を指します。
アルコール度数は、比較的に高い物が多いですが、同時に甘みもある程度ある物も多いのでサラッと飲めてしまう場合が多いです。
その対のような存在はロングカクテルと言い、お酒を炭酸などの割材で割ったカクテルの総称を指します。ショートカクテルとの違いは、氷が入っている事、アルコール度数がショートカクテルに比べて低いことなどが挙げられます。
2・カクテルを作る様々な技法
まずは、そちらをみていきましょう!
1・ビルド
ビルドとは、上の画像のような長めのグラスに、お酒や氷、炭酸などを入れてバースプーンでかき混ぜる技法の事を指します
グラスの中でカクテルを組み立てる事から、ビルド(組み立て)と呼ばれています。
恐らくバーでも、一番使うことの多い技法です。先程、少し触れたロングカクテルも、このビルドで作られる事が多いです。
代表的なカクテルは、ジントニック、キューバリブレ、ネグローニ、オールドファッションドなど。
2・シェイク
シェイクとは、シェイカーの中に材料を入れて、氷を入れてシェイカーを高速で振り、中の液体を冷やしながらかき混ぜる技法です。バーテンダーの花形ですね。
冷やして混ぜるのは勿論ですが、シェイクの最大の特徴は、空気を含ませる事です。
空気が含まれたカクテルは、まろやかになりアルコールの角が取れて飲みやすくなるのです。子供の頃、ペットボトルのジュースを沢山振ったら、味がぼやけませんでしたか?それは、空気のせいだったんですね。
シェイクはバーの醍醐味と思う方も多いはず。心地よいリズムのバーテンダーのシェイクの音を聞くだけでも、バーに行く価値はあるものです。
代表的なカクテルは、ギムレット、XYZ、ダイキリ、マルガリータなど。
3・ステア
ステアは、ミキシンググラスを使いバースプーンで混ぜ合わせる技法です。
ビルドとは違い、バースプーンで混ぜ合わせるのは同じなのですが割材を使用しなかったり、小さめのグラスに氷を入れずにカクテルを注ぎ入れる
ショートカクテルに使われる技法なのですが、シェイクとの最大の違いは、空気を含ませない事です。
空気を含ませない事で素材本来の味を表現する事が出来ます。
バーテンダーの中でも最も技術を必要とする物と言われており、ステアはバーテンダーにとって欠かせない能力を問われる技法です。
代表的なカクテルは、マティーニ、マンハッタン、バンブーなど。
4・ブレンド
ブレンドは、ブレンダーを使用して材料と氷を混ぜ合わせてフローズンカクテルを作る技法です。夏には多くのブレンドの技法のカクテルをご注文頂きます。季節によって氷の溶け具合が違うので、慣れるまでは多少の技術を必要とします。
代表的なカクテルは、フローズンダイキリ、フローズンマルガリータなど。
最近ではその他にも様々な技法が生まれていますが、今日はこの4つのみの紹介とさせて頂きます。
3・バーでのオススメのショートカクテル
1・マティーニ
- ジン 45ml
- ドライベルモット 15ml
- レモンピール 一枚
- スタッフドオリーブ 1~2粒
数々の小説や、映画、ドラマなどで取り上げられる程のカクテルであり、それだけ人を魅了してきたカクテルと言えるでしょう。
2・ギムレット
- ジン 45ml
- フレッシュライムジュース 15ml
- 粉糖 1tsp
ギムレットのご紹介です。技法はシェイクで、私のバーでもよく頼まれるカクテルの一つです
。レイモンド・チャンドラーが書いた”長いお別れ””に登場し、”ギムレットには早すぎる”と言うセリフを知らないバーテンダーはいないはず。こちらに関して詳しい事は後日解説致します。
シンプルなレシピですが、飽きの来ない味で根強い人気があるカクテルです。
3・XYZ
- ホワイトラム 35ml
- ホワイトキュラソー 15ml
- フレッシュレモンジュース 10ml
XYZのご紹介です。技法は、シェイクで、こちらも人気のカクテルです。XYZのカクテルの意味は”終わり”や”これ以上に無い”です。
これ以上無い最高のカクテルとも言えますし、締めの一杯という意味もあります。また、”貴方とはもう終わり”という別れの際にも隠語のように使われる場合もある意味深なカクテルです。
味わいは、甘みと爽やかさがあり度数感じにくく、サラッと飲めてしまいます。
その他も沢山ありますが、今回は3つご紹介させて頂きました。色んなカクテルをご自分で探されてみて下さい。カクテルのオススメ書籍もご紹介させて頂きます。↓
4・まとめ
そのバーのオリジナルカクテルも頼んでみると楽しいと思いますよ!
今日は以上です。最後まで見て頂いてありがとうございました。他の記事も是非見て下さいね。