マラスキーノリキュールとは？オススメのブランドとカクテルレシピ！

この記事では、現役バーテンダーのゆうが”マラスキーノリキュール”について解説致します。

主に、

• マラスキーノリキュールについて
• オススメの銘柄
• カクテル5選

これらを解説していきます。

マラスキーノリキュールとは？

マラスキーノについて

マラスキーノとはそもそもチェリーのお酒で、マラスカ種のチェリーを原料としています。

マラスキーノの歴史はしっかり判明していませんが、一説によると1821創業の老舗リキュールメーカーのルクサルド社が最初にマラスキーノを造ったとされています。

マラスキーノの製造方法はとても複雑で、砕いた種子から造る蒸溜液と、果実の絞り汁を発酵・蒸溜したものを混ぜ合わせ、さらにスピリッツを加えて熟成させます。

この方法により、複雑なチェリーの風味が生まれ、渋みや甘みなどの非常にバランスの取れた味わいに仕上がるのです。

この味わいを昔オーストラリア皇帝がこよなく愛したとされており、ルクサルド社はマラスキーノの製造の権利を独占する権利を与えられていたそう。

マラスキーノは様々なクラッシックカクテルにも使用されており、現在でもカクテルラバーにとって欠かせないリキュールと言っても過言ではありません。

マラスキーノの特徴

出典：ルクサルド エスプレッソ リキュール 正規 27度 750ml – 酒類の総合専門店 フェリシティー お酒の通信販売サイト (miraido-onlineshop.com)

マラスキーノの味わいは、とても複雑で渋みのあるチェリーの味わい。

渋み、甘み、酸味のバランスがとても良く、後口はスッキリとしています。

色はチェリーを使用していますが無色透明。

カクテルのエッセンスとして使用すれば、カクテルの複雑味が増し深い味わいとなるでしょう。

チェリーブランデーとの違い

よく比較としてチェリーブランデーとマラスキーノの違いを問われる事があります。

チェリーブランデーは、無個性のスピリッツに対してチェリーを浸漬し味わいを移し、加糖、加水して製造されます。

それに対し、マラスキーノはチェリーの種子を蒸溜するなどアプローチが異なる為分けて扱われます。

オススメのブランド

ルクサルド

マラスキーノを語る上でこのルクサルドは欠かせません。

伝統的な製法により、洗練された味わいがカクテルメイキングにより一層深い味わいをもたらします。

ボルス

ルクサルドほど値段を出せないという方にはこのボルスのマラスキーノをオススメします。

手頃な価格ながら味わいのバランスがとても取れています。

マラスキーノリキュールを使用したカクテル５選！

アビエイション

マラスキーノを使用したカクテルの中でも非常に有名なカクテル。バーテンダーによって様々なアレンジがこなされます。

材料

製法

カジノ

材料

製法

ホワイトローズ

薔薇の名前のカクテル。実際は黄色に仕上がります。

材料

製法

チャールストン

6種類の材料を使用したとても複雑なカクテル。味わいはフルーティーですが以外と高アルコール。

材料

製法

ダイキリ（アレンジ版）

定番のクラッシクカクテルにマラスキーノを少し入れるのもオススメです。

キューバのかの有名なバー”エル・フロリダ”ではダイキリに数滴のマラスキーノを入れる事が至高とされていました。味わいがとても複雑になります。

材料

製法

最後に

いかがでしたか。

マラスキーノリキュールはクラシックカクテルにも頻繁に使用されますし、近年のシグネチャーカクテルなどにも様々な形で使用されます。

カクテル作りに是非一本持っておきたいですね。

今日は以上です。ありがとうございました！