この記事では現役バーテンダーのゆうが、カクテルの王様”マティーニ”について解説致します。
主に、
- マティーニとは?
- なぜカクテルの王様と言われるのか?
- 味わいやレシピ
これらを解説していきます。
今回はマティーニの解説!長きに渡り愛されるカクテルです。
マティーニとは?
皆様はマティーニについてご存知ですか?
マティーニはジンベースのアルコールの高いカクテル。
マティーニはカクテルの王様と呼ばれ、古くから様々な歴史的な著名人に愛されてきました。
現在でも、マティーニは形を変えたり色々しながら沢山のカクテルファンに愛されています。
そんなマティーニはなぜカクテルの王様と呼ばれるのでしょうか?
なぜカクテルの王様と呼ばれるのか?
マティーニは数々の著名人から非常に愛されたカクテルです。
それ故に”カクテルの王様”と呼ばれるようになったのと予想しております。
またシンプルなレシピながらも、長年バーで愛され、バーテンダーの技術を問われるカクテルなのも”カクテルの王様”と呼ばれる所以でしょう!
歴史的な著名人たちに愛されたカクテル
アーネスト・ヘミングウェイ
歴史的な小説家のヘミングウェイもマティーニを好んでのんでいたと言われ、彼の小説にもマティーニが沢山登場します。
特にジンとベルモットの比率が15:1のマティーニを好んだそうです。
イギリス元首相チャーチル
イギリスの元首相チャーチルもマティーニを愛したと言われています。
特に、ドライマティーニと言われジンの比率が多いマティーニを好んで飲んでいました。
ドライベルモットの瓶を見ながらジンのみのマティーニを飲んでいたとも言われています。
ジェームズボンド
映画”007”の主人公であるジェームズボンドはマティーニを非常に好んで飲むというのが作中にも描かれています。
「A martini. Shaken, not stirred(マティーニを、ステアせずシェイクして)」というボンドの言葉はとても有名で、
ジェームズボンドがウォッカマティーニを流行らせたと言っても過言ではありません。
また、ステアでは無くシェイクで作るウォッカマティーニをボンドマティーニと言ったりもします。
味わいやレシピアルコール度数など。
マティーニのレシピ
レシピ
レシピは以下の通りです。
- ジン 4/5
- ドライベルモット 1/5
- オリーブ 1個
- レモンピール
技法:ステア 使用グラス:カクテルグラス
作成手順は以下の通りです。
- 冷えたミキシンググラスを用意し、その中を氷で詰める。
- ミキシングの中にジンとドライベルモットを入れ、バースプーンで静かにかき混ぜる。
- ストレーナーをミキシンググラスをはめ、液体をカクテルグラスに注ぐ。
- レモンピールを振りかける
- オリーブを添えて完成
このようにミキシンググラスとバースプーンでカクテルを製作する技法をステアと呼びます。
シェイクと違い、なるべく空気を入れずに撹拌する事で素材の味わいを損なわず混ぜ合わせる事の出来る技法です。
マティーニはシンプルなカクテルゆえに、バーテンダーの腕が出るカクテルと言われております。
オススメの使用材料
タンカレーナンバーテン
ノイリープラット
アルコール度数は?
アルコール度数は30度~45度程度と、飲みやすいとは言えないしっかりしたアルコールボリュームです。
カクテル初心者というよりかは、上級者向けのカクテルと言えるでしょう。
マティーニのアレンジがたくさん!
マティーニは現在バーテンダーによって様々なアレンジがなされています。
ウォッカマティーニにエスプレッソを追加したエスプレッソマティーニや、フルーツを使ったマティーニなど様々。
1979年に出版された”ザ・パーフェクト・マティーニ・ブック”では何と268種類のマティーニが掲載されているなんて驚きです。
最後に
マティーニの魅力は伝わりましたか?
バーで飲んでみたくなった事でしょう。
是非一度飲んでみて下さいね!