リキュール

【禁断のお酒】アブサンとは?オススメの飲み方や銘柄をプロが解説。

この記事では現役バーテンダーのゆうが、”禁断のお酒”と呼ばれる”アブサン”について解説していきます。

  • アブサンとは?
  • 禁断お酒と呼ばれる所以
  • オススメの銘柄5選
  • オススメの飲み方

これらを主に解説してきます!

ゆう
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歴史的偉人たちが狂うほど愛した”アブサン”。今回はその魅力に迫ります。

それでは解説です。

アブサンとは?

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出典:http://lafee.ikidane.com/absintheglass.html

アブサンはスイスが発祥とされ、様々な薬草やハーブなどを使用して作られた薬草系リキュールです。

特に主体となる原料は、ニガヨモギやアニス、フェンネルなどです。

ニガヨモギには、後述しますが”ツヨン”という成分が含まれており、その”ツヨン”が幻覚作用を引き起こすと言われておりました。

そんな幻覚作用に魅了された歴史的な芸術家も大変多いです。

ゆう
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そんなアブサンを深堀していきましょう!

なぜ”禁断のお酒”と呼ばれるのか?

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出典:サービス終了のお知らせ – NAVER まとめ

先述のとおり、アブサンには幻覚作用があるとされていました。

その中毒性からアブサン中毒になった芸術家がたくさんいました。

ゆう
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そんなアブサンを愛した芸術家たちをアブサニストと呼びます。

アブサンを愛した歴史的芸術家たち

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出典:Bar Tram & Bar Trench: exhibition of the ” absinthe drinker ” – VICENT VAN GOGH – In Tokyo (bar-tram-trench.blogspot.com)

ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ

”ひまわり”で有名なオランダの画家ゴッホはアブサンをとても愛したと言われています。

彼の作品の中にもアブサンが幾度も登場します。

ゴッホの死因はアブサン中毒なんだとか。真偽は定かではありません。

パブロ・ピカソ

スペインの画家”ピカソ”もアブサンを愛したと言われています。

ピカソの絵で女性がアブサンを飲んでいる絵などが多数描かれています。

ロートレック

フランスの画家ロートレックもアブサンを愛しました。

同時代の画家モローが「ロートレックの絵は全てアブサンで描かれている」と語っていたほどです。

彼の作品はアブサンの幻覚作用の中で生まれたのでしょうか?

太宰治

太宰治の名作”人間失格”にもアブサンが登場します。

アブサンによって、人間の堕ちていく様を表現したのだと思われます。

”人間失格”が描かれた時はアブサンは禁止されていました。

ツヨンについて

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出典:https://absinthe.hatenablog.jp/entry/wormwood

アブサンには幻覚作用や中毒作用があると先述しておりましたが、その原因はニガヨモギ内に含まれる”ツヨン”だと言われています。

特に、粗悪なニガヨモギから生まれたアブサンはツヨンが大量に含まれているとされています。

そんな粗悪なアブサンが当時ヨーロッパ各地で大量に出回り、自殺者や犯罪者が増え、大きな社会問題となりました。

アブサンの大流行、そして禁止へ

そんなアブサンは18世紀末から19世紀初頭に生産され始めました。

当時はワインより安く売られており、食前酒のほとんどがアブサンだったと言われています。

先述のとおり、安く粗悪なアブサンはツヨンが大量に含まれており、大きな社会問題に。

そして1915年にアブサンは各地で製造、流通、販売などが禁止されました。

それでもアブサンに魅了された人々はアブサンを求めたと言われています。

現在のアブサンは?

そんなアブサンですが、1981年に世界保健機関WHOはアブサン内のツヨンの残存量が10ppm以下であれば人体に影響が無いと発表し、アブサンは解禁となったのです。

以前はツヨンの量を測定する技術もなかったのですが、技術の発展によりツヨンの量や効果が明らかになった為です。

ゆう
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今は飲んでも安心!なのでオススメの銘柄をご紹介しましょう!

厳選オススメの銘柄5選

ペルノ アブサン

ペルノアブサンのご紹介です。

アブサンと言えばペルノ社のアブサンは外せません。

68度という度数を誇っており、ボリューム感のある味わいが特徴です。

アブサンを飲みたい方はペルノ社から初めてみて下さい!

ディスティルリ エ ドメーヌ ド プロヴァンス アブサント55

フランスの老舗メーカー”ディスティレリ社”が作るアブサンのアブサンと55のご紹介です。

ディスティレリ社のアブサンの中でも一番スタンダードな物で、度数も55度とアブサンの中でも比較的低めです。

ある程度甘さもあり、カクテルベースにもアブサン初心者にも重宝する一品です。

アルケミエ 辰巳蒸留所 アブサン

岐阜県郡上八幡にある辰巳蒸留所のご紹介です。

郡上八幡は日本の名水100選に選ばれており、お酒造りに重要な水の品質が抜群です。

手掛けるのは、東京農大で醸造学を専攻し、世界を旅して日本酒の酒蔵や焼酎蔵や海外のビールメーカーなどで修業を重ねた”辰巳祥平”氏。

まだ2017年に開業したばかりですが、素材や製法にとことんこだわったお酒造りから沢山のファンを集めています。

また”アルケミエ”はラテン語で”錬金術師たち”を意味します。

現在、ジンとアブサンをメインに様々なラインナップを展開しています。そのどれもが入手困難となっておりアブサン好き中でも大注目の蒸留所です。

見かけたらぜひ一度!

アブサン キュブラー  スイスの妖精

キュブラーのスイスの妖精のご紹介です。

1875年、曾祖父が最初に創ったのが72%オリジナル・レシピで、これを4代目現社長イヴが、最新テクノロジーで奇跡的に復刻した幻のアブサンです。

贅沢に選別した6種類の薬草類を秘伝ブレンドし、2013年度より各年度3,500本だけ限定生産されます。

原料ハーブは収穫年ごとに作柄が異なるためメインラベルに製造年度を表記した「ヴィンテージ スイス アブサン」です。

ポール・デヴォワール  フルール ド アブサン

ポールデヴォワールのフルールドアブサンのご紹介です。

このアブサンのは、無着色の天然原料100%で作られています。

何といっても一番の特徴はビン内にあるニガヨモギの枝!

このインパクト大の見た目で味は勿論ですが、プレゼントやインテリアにもオススメの一本です。

今日は以上です。ありがとうございました!

また、アブサンの飲み方を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!

https://yuubartender.com/abusannnomikata/2320/

ABOUT ME
ゆう
当ブログの管理人。アラサーの童顔。 超絶イケメン。 コーヒーと洋酒が好き。 所持資格:JSA認定ソムリエ、ウイスキーエキスパート